【僕が弁護士になるまで】弁護士になりたいと思ったきっかけ

僕が弁護士を目指すようになってから実際に弁護士になるまでの話を、徒然と書いていきたいと思います。

第一弾は、弁護士になりたいと思ったきっかけについてです。

弁護士になりたいと思ったきっかけ

僕が弁護士を目指したのは、中学生のときに、「ビギナー」というテレビドラマを見たのがきっかけでした。

これね、本当に傑作です。このブログを見た人全員に見てほしい。
時間の無駄になったらお金を払うので、第7、8回だけでも見てほしい。

そのくらい好きなドラマで、今でもたまに見返したりします。
司法試験受験中もモチベーションが下がってくると、このドラマを見て自分を奮い立たせていました。

そんなビギナー愛については、後日、別の記事で存分に書きたいと思いますので、乞うご期待。

このドラマ、題材が非常にニッチで、司法修習生に焦点を当てたドラマなんです。
司法修習というのは、司法試験合格者が、実務家になる前に、法律実務についての研修期間のことで、この研修を受けている法律家の卵が司法修習生です。司法修習中は、研修所で書面を書くトレーニングを積んだり、実際に、裁判所・検察庁・法律事務所に席を置いて、OJT的に実務を学んだりします。

ビギナーは、そんな司法修習生の生活をテーマとしたドラマで、ある程度の脚色はあるものの、結構しっかり監修されていて、法律問題や事件当事者のリアルな心境についてもそれなりに深く切り込んでいたりします。

僕が1番大きなインパクトを受けたのは第7、8話でした。

このドラマ、基本的に1話完結型なのですが、この2話だけは連続ものでした。
題材は、出稼ぎのために上京した貧困の老夫婦が、上京後に就職のあてを失い、行く先もなく公園での生活を続けるうちに所持金が底をつき、最終的に、夫が妻を絞殺したという事件に関して、殺人罪と同意殺人罪のいずれが成立すると考えるべきかというものでした。

以下は、第7話のあらすじを抜粋したものです。

 楓たちが任された事件は、ある一組の夫婦に起こった事件。貧困に陥り、また身体の不自由も抱える夫・男A(三井善忠)が、病気で後遺症を抱える妻・B子(広岡由里子)を殺害してしまったのだ。夫婦は職を得るために上京したのだが、あてを無くして止むを得ず空き地や公園などで生活するうち、金銭が底を尽きてしまった。事件発生までの一週間に、2人がまともな食事をしたのは牛丼弁当だけ。その後は、残飯をあさり、公園の水を飲んだりして飢えをしのいでいた。だが、もともと身体が丈夫でなかったB子はすぐに衰弱し、生きる希望を失ってしまう。ついにB子は、男Aに「殺してください」と懇願。男Aは、探して拾ったロープでB子の首を絞めて殺害した。その後、現場近くに放心状態でいるところを発見された男Aは、警官に職務質問され犯行を自供。逮捕され、殺人罪で起訴されたのだ。

 事件のあらましを知った羽佐間は、男Aの犯行は自殺幇助か同意殺人であって、通常の殺人ではないと発言。逆に、桐原は明らかな殺人罪だと主張。松永は、ふたりの論争に、自殺幇助は成立しないと割って入った。実際の裁判では、検察側は殺人罪で起訴し、男Aの弁護側は同意殺人を主張している。生活苦の事情を知った羽佐間は男Aに同情的だが、桐原はあくまでも情状の余地を認めない。楓たちは、その後も細かい点について検証を進めていくのだが、羽佐間と桐原の対立は深まっていく。森乃は、桐原が男Aの気持ちを理解しようとする姿勢さえ見せないことに疑問をぶつける。羽佐間や田家も追い詰められた人間の心情を推し量ろうとしない桐原を責める。すると桐原は、男Aがどうしようもない人間だと思っていることを認めた。殺人に至る前に、いくらでもとるべき手段はあったと言う。桐原の意見は正論なのだが…。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/beginner/backnumber/203000013-7.html

この第7話の題名が『アンパンは誰が食べた?』という、一見間の抜けたものなのですが、この『アンパン』が、この事件を真に理解するためのキーワードになっています。

妻を殺害する前日、夫が最後の所持金で購入したのは1個のアンパンだったが、司法解剖の結果、妻はそのアンパンをひとくちも食べていないことが明らかになった。果たして、夫は、自分で生きていくうえで足手まといになった妻を自発的に殺したのだろうか……。

そんなストーリーになっていて、本当にいろいろなことを考えさせられます。

法律の適用をめぐって、事件の真相に迫り、他人の人生を追体験することができる。

これが中学生の目にはとても魅力的なものに映りました。

得てして、中学生りんたろうは、将来、法律の勉強をしようという志を持ちました。

ただ、ここで一点注意すべきは、ここでのあこがれの対象は、弁護士でも検察官でも裁判官でもなく、あくまでも、『司法修習生』であったということです。
この点については、また、後日、伏線を回収します(先延ばし)。

以上、とりあえず、シリーズもの第一弾としてはこんなところで。
第2弾は、不遇な高校時代をテーマにしたいと思います。