ADHDにも効果あり?世界一受けたい授業で取り上げられた『ホスファチジルセリン』サプリの効果。

弁護士のりんたろうです。

このブログでADHDを取り上げていくことに決めてからいろいろと調べていると、

「ホスファチジルセリン」

というワードに出会いました。

早速検索してみると、なにやら栄養成分の一種で、ADHDの症状にも効果があるらしい。

しかしながら……控え目に言って、非常に胡散臭い。

ADHDにも有用である可能性があるのなら、ぜひ紹介したい。
けれども、職業型、最低限のソースを確認できないままに記事を書くのは何とも気持ち悪い。

ということで、自分なりに、この「ホスファチジルセリン」なるものについて調べてみました。本記事では、情報ソースを紹介しつつ、判明したことをまとめておりますので、参考にしていただけると幸いです。

なお、本ブログのタイトルが胡散臭いのもご容赦くださいm(__)m
「SEO対策」という大人の事情をご理解いただければと思います。

ホスファチジルセリンの効果とは?

まず、ひとつだけ大事なことを前置きさせてください。

今回取り上げるホスファチジルセリンを含むサプリなどはすべて「健康食品」に分類されるものです。

「医薬品」と違い、検定によって効用が担保されているものではありませんので、過度な期待をせず、ある程度肩の力を抜いて付き合っていくことをおすすめします。

それでは、さっそく本題に入りましょう。

信用性は度外視して、WEB上でうたわれているホスファチジルセリンの効用について列挙してみると、以下のような感じです。

  • アルツハイマー型認知症の改善
  • 脳血管縮小型認知症の改善
  • 加齢に伴う記憶力低下 改善
  • 抑鬱症の改善
  • てんかん患者の症状改善(発作の減少)
  • 若者の運動時ストレスのコルチゾール低下
  • ホルモン分泌障害の改善(甲状腺刺激ホルモン分泌リズム回復)
  • 体内時計(サーカディアン・リズム)の異常修復
  • 甲状腺ホルモン分泌リズムの正常化
  • ADHDにも効果あり

■参考1
健康専科 機能食品TOP > PSについて > もっと知りたい!!PSについて
■参考2
FNN PLIME online 【うちの子ってもしかしてADHD!?】お子さまの性格やしつけに関する不安や疑問とは・・・?

しかしながら、これらはいずれもホスファチジルセリンを含む健康食品を販売している業者が書いた記事です。

これだけの情報をもとに、

「そうなんだ!ホスファチジルセリンすげー!」

などと手放しに喜ぶことはできません。

そこで、より中立的・公平な立場から書かれた情報ソースを探してみました。

「ホスファチジン酸」との併用は高齢者やアルツハイマー患者の症状に有効

まずは、情報ソースの引用から。

大豆レシチンより生成したホスファチジルセリン(PS)とホスファチジン酸(PA)を配合したサプリメントは、高齢者において記憶、気分、認知機能を改善すること、アルツハイマー病(AD)患者の日常機能や感情に対して有益な影響を及ぼすことが明らかにされた。

https://www.carenet.com/news/general/carenet/39129

リンク先:ケアネット「認知症によいサプリメント、その効果は」
信用度 :★★★★☆

リンク先は、医師などの医療従事者が利用する情報ポータルサイトである「ケアネット」の記事で、「Advances in Therapy」という医薬品の研究を取扱う医学雑誌に掲載された論文の概要を紹介したものです。
同サイト内のコンテンツを見るとわかるとおり、同サイトは、医療従事者のみを対象に、専門的な情報を提供しているサイトです。

(ケアネット会員登録画面)

そのため、情報の提供元としての信用性は高いと評価できます。

この記事では、1日あたり、

  • ホスファチジルセリン300mg
  • ホスファチジン酸240mg

を摂取することにより、高齢者やアルツハイマー患者の脳機能に有益な影響を与えたことが報告されています。

ホスファチジルセリンはADHDにも効果がある(かも)

例によって、情報ソースの引用から。

PSは、細胞膜の修復やシナプス間隙におけるドーパミンを主とした神経伝達物質の調整にかかわっていて、機能障害に陥ったAD/HDの神経ネットワークの再構築に有益な働きをしている可能性が指摘できる。

http://www.lipamin-ps.com/upd/file/pskouka1.pdf

リンク先:AD/HD症状に対するホスファチジルセリンの効果について
信用度 :★★☆☆☆

リンク先は、倉敷短期大学の元教授である平山諭氏による論文のpdfです。
同氏は、発達臨床学・病理学を専門としていた研究者で、子供の発達に関する書籍も多数出版しています(amazonでの検索結果)。

ただ、我々の法曹業界でもそうですが、必ずしも、
「多数の書籍を出版している=信用できる」というわけではありません。

さらに、よくよく調べてみると、この方、公然わいせつ罪で有罪判決受けてるみたいですね……

いや、だからといってそれ以前の研究の信用性がどうのっていうわけではないんですけれども、やっぱり説得力はなくなっちゃいますよね。

あと、上記pdfの論文も、「リパミンPS」というサイトで引用されているもので、健康食品販売との利害関係は否定しきれないため、信用性の評価は低めです。

ホスファチジルセリンの副作用について

ホスファチジルセリンの副作用については、手応えのある情報をつかむことはできませんでした……

近日中に、以下の書籍が到着する予定なので、もし有益な情報があればアップデートします。

ただ、今回、ひとつわかったのは、ホスファチジルセリンの研究は20年以上前から行われており、意外に歴史が長いということです。

現在、市販サプリメントに配合されているホスファチジルセリンは大豆由来のものですが、初めて大豆からホスファチジルセリンを抽出することに成功したのは1992年です。

「自然由来だから安全」とかいう宣伝文句にはまったく説得力はありませんが(毒キノコとかどう説明すんの)、一応、ある程度長い臨床の歴史の中で目立った健康被害はなさそうです。

なお、「ホスファチジルセリン 副作用」と検索すると、次のページがヒットします。

「米国で人気の「記憶力が改善するサプリ」に専門家が警鐘──穴だらけの規制や“誇大広告”も浮き彫りに」

ただ、記事を読んでみると、「Prevagen」、「Qualia」というアメリカのサプリメントを名指しで批判している記事にすぎません。同記事における、ホスファチジルセリンの効用に関する記述は、以下の部分にとどまっており、危険性を指摘するようなものではありません。

一例として、Qualiaに含まれる成分のひとつ、フォスファチジルセリンについては、予備的研究で興味深い結果が出ているとアーバンは言う。ただしそれが人の認知機能を本当に向上させるかについてはわからない。

ホスファチジルセリン服用の体験談

市販サプリメントの比較・おすすめ

市販サプリメントの比較については、後日、別記事を作成したいと思います。

ちなみに、僕は、先週から、下のサプリメントを飲んでみています。
服用の感想は、随時、twitterで報告していきます。

OneLife ホスファチジルセリン PS サプリメント PS100mg-(30日分)

まとめ

本記事では、ホスファチジルセリンについてまとめてみました。

ホスファチジルセリンは、ホスファチジン酸と併用することにより、人間の脳機能に対して一定の効果が期待できる可能性があります。

「あくまでも健康食品」

というくらいの軽い気持ちで、まずは、お手頃のものから試してみるのもありだと思います。

サプリメント摂取の感想は、twitterで、随時、感想を報告していくつもりですので、もしよければ、そちらも併せて参考にしてください。